東京工業大学

エンジニアリングデザインプロジェクト

エンジニアリングデザインコースの必修科目であり、約半年間をかけたPBL型の授業です

:ledger: 最終成果物

[1] ヒゲときどきメガネ(協力企業:凸版印刷)

テーマ:体力・身体能力が低下したシニアりんご農家の農作業体験(栽培・収穫・出荷など)を再デザインせよ

[2] スクワッド(協力企業:日本ゼオン)

テーマ:タイヤ用ゴムを開発する研究者の新しい研究体験を再デザインせよ

[3] ポパイ(協力企業:ツネイシカムテックス)

テーマ:人材確保が難しい廃棄物業界の人事採用プロセスにおける採用担当者の体験を再デザインせよ

[4] 給食当番(協力企業:モトローラソリューションズ)

テーマ:危機意識を忘れがちな住民が適切な当事者感覚を長期間維持することのできる防災学習の体験を再デザインせよ

[5] Piu-Piu Five(協力企業:SAP)

テーマ:上司と部下がお互いに大きな安心感と満足感を持てる在宅勤務の体験を再デザインせよ

[6] キリシマクション黒(協力企業:NTTデータ)

テーマ:将来の労働力不足が予測される状況での配送人の快適で効率的な荷積み及び配送の体験を再デザインせよ

[7] ど辛(協力企業:井上電気)

テーマ:富士スピードウェイへ向かう自動車愛好家の旅行体験を再デザインせよ

[8] 超絶NEXT(協力企業:デンソー)

テーマ:人口減少が進む都市における高齢者の快適な外出体験を再デザインせよ

:date: 日程

[EDP-B1] 9/24(土)10:00-15:50

午前

  • ガイダンス
  • 各テーマ(8テーマ)について説明(各10分説明, 5分全体質疑)

午後

  • チームづくり(▶スライド): 13:00-14:00
  • テーマ毎にブースを設置しての質疑: 14:00-15:00
  • テーマ希望調査表作成: 15:00-15:50

宿題

  • SlackとTrelloを使えるようにしておく

[EDP-B2] 10/1(土)10:00-15:50

内容

  • テーマの発表
  • インタビュー&ストーリーテリングレクチャー「薮の中」
  • 「EDP-B/C活動のガイドラインver.1」説明
  • ユーザーリサーチ計画策定

宿題

  • ユーザーリサーチ(ユーザーインタビュー)

[EDP-B3] 10/15(土)10:00-15:50

内容

宿題

  • インタビュー/今日習ったデザインプロセスを反復し、「(家電店に置いてあってもおかしくないクオリティの)ソリューションのチラシ」をSlack上に提出。さらに10枚印刷したものを講義に持参すること。

[EDP-B4] 10/29(土)10:00-15:50

内容

  • 宿題のチラシ
    • 作成したチラシを他のチームに配布してから、1分間のピッチ
    • 他のチームはフィードバックを返す
  • アイデア創造・プロトタイプ製作
    • CFP: Critical Functional Prototype (モノやシステム)→ HOWのため
    • CEP: Critical Experience Prototype (ストーリーボードやビデオ) → WHYのため
  • ユーザーテスト
    • 寸劇 + 機能 3分
    • フィードバック 3分
  • 中間発表概要
    • 各グループ10分(+5分のフィードバック)
    • 発表内容:
      • 製品・サービスのプロトタイプ
        • プロトタイプ、ユーザー体験シナリオ、ビデオ
      • 製品・サービスの詳細説明
        • 何の製品・サービス?、ユーザーは誰?、どのように機能?、それで何がうれしいか?、- 機能・仕様の詳細(なぜその機能が必要なのか? + 実装が可能なのか)
      • デザインプロセスの振り返り(直線的ではなく「ダンス」の跡を!)
        • ユーザリサーチの対象、インサイト、HMWなど

宿題

  • 中間発表の準備

[EDP-B5] 11/12(中間発表)

EDP-B 単位履修者向けレポート課題

下記の項目について,EDP-Bを終えて今「あなたが」「自らの体験に基づいて」考えるところを記述してください.(各設問140~200文字の回答を想定.)

【デザインプロセスの理解について】

  • 1)なぜ,中間発表でビデオを用いたプレゼンテーションが求められたと考えていますか?
  • 2)なぜ,第3講でチラシ作成が課せられたと考えていますか?
  • 3)なぜ,第2講で15人もの人にインタビューを行うことが課せられたと考えていますか?

【中間発表でのソリューションについて】

  • 1)自分のグループのソリューションについて良いと考えている点(どのくらい満足しているかも含めて)はどこですか?
  • 2)自分達のソリューションについて改善したいと思っている点はどこですか?

【チーム活動について】

  • 1)多様性のあるメンバーが成果を生み出すために,EDP-Bであなたが特に貢献したことは何でしたか?
  • 2)多様性のあるメンバーが成果を生み出すために,あなたがEDP-Cで改善できることは何だと考えていますか?

【講義での学びについて】

  • 1)EDP-Bであなたが学んだもっとも大切なことは何でしたか?
  • 2)今回の経験を経て,「次はこうしてみよう」と今,感じていることは何ですか?

アンケート

発表会でのフィードバックなどを踏まえ,EDP-Cでの自分たちのチームのデザインの進め方への懸念点(どう進めてよいかわからない点)はありますか? ぜひEDP-C初回講義の題材にしたいので書いてください.

[EDP-C1] 12/10(土)

内容

  1. 【講義】EDP-C講義目標説明 (齋藤)
  2. 【講義】ユーザーテストのやり方と意味(角) (▶スライド
  3. 【講義】プロジェクト進行方向詳細説明(坂本) 場所,時間,予算,物品購入方,質問方法など
  4. グループワーク 中間発表からのアップデート共有,各班の目標再設定
  5. プレゼンテーション 3Qの活動の振り返り,次回のプレゼンまでの活動計画

[EDP-C2] 12/17(土)

内容

  • 午前:ピッチと状況報告
  • 午後:グループワーク

[EDP-C3] 1/7(土)

内容

  • 午前:ピッチと状況報告
  • 午後:グループワーク

[EDP-C4] 1/21(土)

内容

  • 午前:ピッチと状況報告
  • 午後:グループワーク

[EDP-C5] 2/4(土)

内容

  • 午前:ピッチと状況報告
  • 午後:グループワーク

[EDP-C6: 最終発表会] 2/11(土)

【エンジニアリングデザインプロジェクトB,C最終発表会】
日時:2017年2月11日(土,祝)
会場:百年記念館(大岡山正門入ってすぐ)
当日スケジュール:
10:30-11:30  懇談会(協力企業様) / 10:00-11:30 発表準備(学生)
11:30-13:00  お昼休み(大岡山駅周辺にて各自適宜昼食)
13:00-15:10  最終発表会プレゼンテーション(8チーム)
15:10-15:50  最終発表会デモンストレーション
15:50-16:15  各チームでの振返り
16:15-17:45  情報交換会

EDP-C 単位履修者向けレポート課題

EDP-B/Cを終えて今「あなたが」「自らの体験に基づいて」考えるところを記述してください。(各設問140~200文字の回答を想定。)

【最終発表でのソリューションについて】

  • 1)あなたが「満足している点」とその理由を記述してください。
  • 2)あなたが「満足していない点」とその理由を記述してください。

【デザインプロセスの実践について】

  • 1)ソリューションの「満足している点」につながったデザインプロセスはどのようなものでしたか。具体的な体験を記述してください。
  • 2)ソリューションの「満足していない点」につながったデザインプロセスはどのようなものでしたか。十分に理解/実践できなかったことも含め、具体的な体験を記述してください。
  • 3)2)について、あなたは今後どのように自分の活動を改善できますか。

【チーム活動について】

  • 1)東工大生・美大生・社会人/異なる専門/男女混合、などの多様性のあるメンバーが協働するにあたって、当初は難しかったけれど、あなた自身の活躍でチームワークがうまくいった事項は何ですか。具体的な体験を記述してください。
  • 2)多様性のあるメンバーが協働するにあたって、最後まで問題として残り、結局解決できなかった事項は何ですか。具体的な体験を記述してください。
  • 3)2)について、あなたは今後どのように自分の活動を改善できますか。

【講義での学びについて】

  • 今回の講義での体験を生かし、あなたがこれからやってみたいことは何ですか。何がどのように役立つかをわかるように記述してください。

[CBECコンペ] 2/18(土)

最終発表会の1週間後に、東工大全学を対象としたCBECコンペが開催されました。EDPからも数チームが任意で参加し、「ヒゲときどきメガネ」「給食当番」「ど辛」の3チームが入賞しました。

[Slush Tokyo] 3/29, 30

EDPの「ヒゲときどきメガネ」「給食当番」「ど辛」「Piu-Piu Five」を含む全6チームが、東京工業大学としてSlush Tokyoにブース出展しました。

:bookmark: その他の情報源

  • Slack: https://edp-2016.slack.com